この機会を逃したらおそらく次はない。
いくら検索しても、今現在取り扱っているサイトや店舗は見つからない。
交通費 1700¥、移動時間 2Hを掛ける価値があると判断した。
取り憑かれたようなものだ。DMMとPCとを通信させる事に。
きっかけは MASTECH MS8216。
使用されているicはFS9721_LP1。同LP3であればRS232規格の通信ができる。
LP1にも通信用の空きピン(TXD、EXTN)は存在してはいるが、残念ながらデータシート上は"not use"となっている。
多少いじくりまわしてもみたがおそらくRS232通信の機能は実装されていない。
こうなってくると代替措置を取らないと納得できない。
ひと月も悶々としていれば熱が冷めていく場合が多いが、 いつまでも後悔が残るパターンもありうる。
事後ではあるが、今必要だと考えているマルチメータの要件は以下。
・コンパクト
・PCと通信ができる
・(デジタル)
・電流の測定機能がある
必要に迫られ大きなものを買ったとしてもなお、小さなもののほうが後々の満足感が大きい。
PCにデータを取り込めなければ新たにマルチメータを買う必要などない。
選択肢は以下。
①現に所持するMS8216で測定値を読み取る工夫をする
②FLUKE 107 や UNI-T UT10A 等のコンパクトなDMMを改造する
③秋月で取り扱っているOWON B35にする
④もともとPCとの通信機能を持つ上位機種にする
⑤偶々販売されているのを見つけたMETEX P-16を購入し改造する
①は完全に茨の道である。
最悪液晶の制御線からデータを拾おうかとも考えたが、途中で挫折すること必至である。
②も現実味がない。
FLUKE 107なら100ピンあり、あるいはとも思えるが、ポッティングされていてicのデータシートを探す訳にもいかない。
UT10Aなどはほぼ無理だろう。おそらく液晶制御用のicでしかなさそうである。
③一番手っ取り早く確実であるがBluetooth通信である事に若干の引っ掛りを感じる(普段使わない為) 。
また小さくはない(機能に比して充分にコンパクトなのだろうが)。
2016.01.31時で5'400¥
④1万円を軽く超える。
いつまたこの趣味を休止させるかわからない以上、オーバースペック感が否めない。
⑤作例、成功報告がネットにいくつか転がっている為、改造が成功する公算が大きい。
何よりP-16自体が非常にコンパクトである。
1'500¥。予備含め2台購入。
単三あるいは単四化、テスタリードのICクリップ化を見越した部品も併せて購入。
その他秋葉で買い忘れたSOP変換基板等も購入。
■その他雑
八潮店の店頭に残っていたのは十数台程度。
2015年9月頃のどこかのブログに発見報告があったが、少しずつ売れている模様?
「ワケあり」とあり、確かにテスタリード先端が腐食しかかっている。
そのままでは数十MΩ~絶縁状態である。
ピカールで磨きエタノールで拭いたら使える状態になった。
WENS 33Nも購入候補にあり、店頭でしばらく悩む。
値段は3'000¥。思いの他デカイ。代わりに予備のP-16を買う。
OWON B35 でBluetoothが不安定だという個体が25% OFFであった。
BTモジュールとの接続部からデータを拾えるかも…とは思ったが、無改造を前提とした候補である以上本末転倒である為購入せず。
八潮店限定というADM3202AN(100¥)を3つ購入。
FT232の代用にはならなさそう(?)。
八潮までの片道1時間はさほどではなかった。
武蔵野線を使えば乗換が少なく楽だが100円200円高い。
池袋経由、TX利用のほうが安くなる。
秋葉までは45mx2 (1.5h)、450¥x2 (900¥)。
aitendo、マルツ、西川電子等をまわる事を考えれば移動費、時間はまったく問題にならない。
今回のような事情でもない限り八潮に行く機会はほぼなさそう。
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